「御堂さんはやっぱり厭らしいなぁ」
くすり、と笑みを零す。

それに対抗するように御堂も笑った。
「悪戯をするのは私だろう?」
「それはどうでしょう」
「眼鏡を掛けたところで変わらないに決まっているだろう。
 たとえ人格が変わったとしても体は克哉と同じ。
 敏感なんだろう?」
抱き寄せようとした御堂の腕を克哉が阻止するように掴む。
「そうはいきませんよ。
 いいじゃないですか、たまには快感に喘ぐのも」
「君の方こそ...」
睨み合いが、そのうち自然とキスへと変わる。
勝負を兼ねたそのキスは激しく、ピチャピチャと音をたてながら
どちらが主導権を握るのか争う。

いつも克哉の感じる場所を徹底的に攻めてやる。
「っ...」
ピクンと克哉の身体が僅かに反応したのに気付く。
舌の動きが止まった隙にどんどんと御堂が優位に立っていく。
「ぁ」
佐伯から小さな声が漏れる。
それに御堂は満足そうに笑い、そして佐伯の胸元に手をあて、
突起に触れた。
「なんだ、もう起っているじゃないか?」
「っく...ふざ、けるなっ」
「さっきまでの強気な発言はどうしたんだ?」
そう言いながら服の上から乳首を強く摘んでやる。
「ぁっ...、」
快感に眉を顰める。
「もっと啼け」
「だ、誰がっ、っく...」
「ほら、こちらも勃起しているぞ?」
「やめ、ろっ...!! んぁぁッ」
抵抗を見せる佐伯に御堂はネクタイで手首を縛り、
ベッドに押し倒すと、ベッドの隣の棚から手錠を取り出して佐伯の手首にはめた。
「君はコレを覚えているか?」
口元を緩ませて白いプラスチックの物体を佐伯に見せ付ける。
「そっ...」
「以前物凄く喜んでいたからな」
ズボンも下着も取り除いて、まるであの時と同じ状況だ。
ただ違うのは佐伯克哉に眼鏡がついているかいないか。

まだ何も弄っていない後蕾に無理矢理押し込む。
「ぁ、んっ...」
憎しみをこめて睨みつけても、今の表情では何の威圧感もない。
「もっとか?」
バイブを取り出してペニスの方に絡み付ける。
「ぁっ...」
前と後ろに与えられた快感がたまらない。
「ほら、君も啼けるじゃないか」
満足そうに鼻で笑う御堂に、
佐伯は睨みつけようと必死に目を細める。

「それで睨んでいるつもりか?
 誘っているようにしか見えないぞ」
「くそっ、いいかげんにっ...!!」
「そんなに腰を振って...厭らしいな」
なんとしてでもこの体勢を変えようと体を捩る佐伯を御堂は辱め続ける。
「ぁっ...」
「いいんだろう?」
「いいわけがなっ...、んぅっ...ッ!!」
「素直になれ」

いつも自分が克哉に言っている言葉をそのまま言われて、
佐伯はドキリとした。
結局どこかしら自分達は似ていて
根本的なものはやはり同じなのかもしれないと思う。

「ぁっ、み、御堂ッ」
「どうした? もう限界か?」
「めが、ね、を...外せっ」
「あとは克哉に押し付けて逃げる気か」
手錠をされていて手の自由が利かず、眼鏡を外す事ができない。

「あッ」
急に佐伯の身体がビクンと震えてシーツを強く噛み締める。
ギリギリと白い布を噛み締め、俯きながら声が出ないように堪える。
アヌスに挿入されたエネマグラが効果を発揮しだしたようだ。
御堂は鼻で笑って、佐伯の尻にスパンキングを施す。
「ぁあッ、んっ、やめぇッ」
思わず口を開き、声が溢れる。
克哉の可愛らしい喘ぎ声とは違い、艶やかなその声に、御堂もそそられた。
「みどっ...、あああッ」
イきそうなのを見かねて、後ろから佐伯のそそり立った竿を強く手で握ってやる。
「イきたいのなら自分でそう頼むんだな」
「バカを言えっ...、んっ...、誰っ...が...」
あくまで反抗的な態度を示す彼に、御堂は佐伯の後蕾からエネマグラを抜いた。
「ふぁああっ!!」
そして代わりにソコに自分自身を挿れてやる。
激しく突きたてて、克哉がいつも好きなポイントを攻めたてる。
「ぁあッ、ああッ」
ペニスに絡みついたバイブ、
そして後孔に与えられる果てしない快感。
「本当に君はココが好きだな」
激しい抽迭に佐伯は何も考えられなくなっていく。
「も...ぅ......ぁ...」
「イきたいんだろう? お前は克哉よりも頑固だな。早くそう言え」
「イか、せろ...」
「それが人にものを頼む態度か?」
「く...」
屈辱に塗れて、佐伯は御堂に懇願した。
御堂は嘲笑して何度も何度も佐伯のナカを犯していく。
悦楽に支配され、佐伯はいつの間にか意識を手放していた。




「ん...」
見慣れた光景だったが、いつになく腰が悲鳴を上げていた。
「孝典さん...?」
昨日はどんな事をしただろうか。
考えても何も思い出せない。
「あれ...」
横で眠る御堂を前に、
体を起こして自分の体を確かめる。

手首には紅い痕が、
横の小さな棚の上にはいつだかの『接待』の時に使われた
エネマグラとかいう物体が置かれていた。
「昨日はワインも何も飲んでないと思うんだけど...」
首を傾げる克哉の丁度後ろ、ベッドのすみに
眼鏡と柘榴がおいてあった。







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反省部屋

ハロウィン関係ないんだZE☆

ああ、もう出かけなきゃいけないんだ、 ちょ、
頑張ってみました、
一応。
わりと書いてて楽しかったです。
いじめっ子を苛めるのは大好きです。

御堂さん、気分は晴れたかなー??


「おい、和泉」
「はい、え...、あ、眼鏡っ子さん」
「この鞭はどこぞの芸人Nが持ってる鞭よりもずっと痛い
 上級者用なんだぞ?」
「へ、へえ...、危ないんですね。
 説明書とかちゃんと読んで使ってくださいね(;´艸`)ぁぁぁ 」
「ためしに使ってやろう」
「ちょ、振り回したら危ないって、マジ死ぬ」
「お前サークル内でMって言われてるんだよな? ならいいじゃないか」
「ちがう、私はNだ!! ノンケだ!!」
「恥ずかしがるな、ただ単純にいたぶるだけだから安心しろ」
「権藤、ちょ、身代わりになれ!!」

毎度の事ながら、
ぉ見苦しいものをお見せいたしました...
読んでいただきありがとう御座いました







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