「んっ...、んんっ」
夜。

しかもここは公園だった。
「んーっ」
木に体重を預けて、
尻を突き出すようにしながら、
快感に喘ぐ。
「夜はお気をつけくださいといったでしょう?」
その声は冷淡で、何の感情も篭っていない。





残業で終電ギリギリになってしまった克哉は
そのまま夜道を歩いていた。
「今日も疲れたな...」
少し冷えてきた秋の夜。
通りなれた道を克哉は急ぎ足で歩いていた。
暗いが、近道をしようと公園を通り抜ける。
誰も居ない公園はシンとして、冷たい空気が頬を撫でた。

タンタンタン...
タン、タン、タン...
いつの間にか足音が自分のものだけでないことに気付いて
ふと振り返る。

その瞬間。
「うっ、んッ!!」
唐突に後ろから口を塞がれ、更に茂みの奥に引き込まれて克哉は焦った。
手袋を嵌めた手は冷たく、
そして中指で唇をなぞられた。
「っ!?」
「こんばんは、佐伯克哉さん」
聴きなれた声に克哉は少しばかり安堵する。
「離し...」
ふざけているのだと思って苦笑しながら振り返ろうとして
口の中に唐突に指が入ってきた。
「んッぐ」
口腔内を丁寧に撫で上げる。
「っふ」
手袋に包まれたままの手で弄られて、克哉の口内に未体験の感覚が広がる。
「やめっ」
気持ちが悪くて首を横に振るが、
Rの力が強すぎて全く叶わない。
「あまり大きな声を出すと、誰か来てしまいますよ?
 あなたのココはもう大きくなり始めているのに...、いいんですか?」
「...ぇ...?」
視線を落として恥ずかしくなった。
スーツのズボンの上からでも分かるほどに、克哉のペニスは勃起していた。

口の周りを自分の唾液でベトベトにして、
克哉はだんだんと理性を失っていく。
耳元で囁かれる言葉。
甘く、粘り気のある言葉は、それだけで克哉の脳内を犯していく。

口内から手を出すと、克哉は更に声をあげて啼く。
「あぁんっ...」
「ほら、我慢できませんか? 淫らにそんな声をあげて...」
木に体を預けて尻をRに突き出して、
後ろから勃起したペニスを玩ばれる。
「んっ...ふぅッ」
「もう少し大人しくしないと」
そう言ってRは克哉のネクタイを解き、克哉の口に縛り付けた。
「んッー!! んんっ」 そして下着と共にズボンを一気に下ろす。
「んぁぁっ...、んっ」
スーツのボタンも、ワイシャツのボタンも解き、
そこから手を侵入させて薄い胸板をなぞり、
そして乳首を刺激する。
もう片方の手は、そそり立ち、既に先走りの液を溢れさせているペニスに宛がう。
「んーッ!! ん!!」
苦しい。
皮膚が外気に触れて、それだけで感度が増す。
「こんなに腰をゆすって...挿れてほしいんですか? 淫乱ですねえ」
わけが分からなかった。
でもそんな「わけ」を考える暇なく、
快感の波が押し寄せ、頭は真っ白になっていく。
そんなバカな、と思うくらい身体はRの全ての動きに感じてしまう。
「んふ...」
イきたい。
Rはそれに気付いているのか、
あえてポイントを外してくる。
「ぁ...ぁ...」
力ない喘ぎ声を漏らして、
克哉はRの表情を見ようと首をそらせる。
「厭らしい顔ですねえ」
「っ...」
「イきたいですか?」
コクコクと頷く。
頷くなと思っていても、頷かざるを得なかった。

「そうですか、では佐伯克哉さん。
 あなたから私に接吻をしてください」
丁重な言い方に克哉は一種の恐怖を覚えたが、
それでも、快楽を求める身体は止まらない。
Rによってネクタイの拘束から解かれた口で、
克哉はRにキスをする。
Rは愉しそうに笑って、克哉の舌に絡め、
そしてやがてその主導権を握った。

克哉の意識が遠退いた。


「ぁああんッ」
薄暗い部屋に克哉の厭らしい声が響く。
「んぁッ...」
赤を基調とする部屋で、
克哉はRに抱かれていた。
手錠を付けられ、更に足枷、首輪を付けられ、
身体中痣だらけにしながら、喘いでいた。

「ほら、もっと乱れて見せなさい」
「んっ...、ぁあっ...」
Rのペニスが克哉の中で何度も激しい抽迭を繰り返す。
じゅぶじゅぶと卑猥な水音を立てながら、
克哉は何度も何度も達し、意識を手放してはRの鋭い鞭によって起こされる。

「本当にあなたは可愛らしいペットですよ」


「克哉さん」
「...」
呼びかけに克哉は黙ってRを見上げる。
「私が好きですか?」
その言葉に克哉は必死で頷く。
「いい子ですね」
そういってまた繰り返される行為が、
更に克哉を闇へと導いていく









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反省部屋


自分――――――ッ!!

なんか唐突にRとヘタレの絡みが書きたくなりました。
ヘタレ総受計画。

っていうか、ほんとにゃんにゃんシーンオンリーでスマソ!!
しかも毎度ながら尻つぼみ。
まあヤマなしオチなしがやおいですから!!(?

ヘタレかわいいよヘタレ...。
R攻め+野外ってのを書きたかったんですがね、
途中Rが克哉をお持ち帰りしちゃいましたwwww

Rも克哉が可愛くて仕方ないといい。







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